掲載情報

柘植史子さんの〈笑ひ出す縄飛の子が縄の子が〉の句が「谺」七月号(山本一歩主宰)「受贈誌の一句」にとりあげられています。〈雲抜けて飛行機雲や涼新た〉と〈空耳へ顔を上げたる夜寒かな〉の句が角川『俳句』八月号別冊付録 俳句手帖にとりあげられています。

・「ふう」春号について「宇宙船」夏号(白石多重子主宰)「俳誌管見」で三石政子さんがとりあげ批評されています。

五十嵐妖介さんの〈野遊びの素手で食うふものみな旨し〉の句が「香雨」八月号(片山由美子主宰)「現代俳句を読む」で佐藤博美さんがとりあげ批評されています。 

つげ幻象さんの〈クリスマス夢の重さの子を抱き〉と栗山政子さんの〈薄氷を突きたる指が水になる〉の句が「春月」八月号(戸恒東人主宰)「名家秀詠」にとりあげられています。

つげ幻象さんの〈矛先は春の氷へ風も陽も〉の句が「雲の峰」七月号(朝妻力主宰)「他誌拝読・諸家近詠」にとりあげられています。〈戦争は遠くて近し寒卵〉の句を「くぢら」八月号(中尾公彦主宰)「現代俳句月評」で工藤進さんがとりあげ批評されています。〈食ふ鴉見張りのからす冬の雨〉を「となりあふ」秋号(箭内忍主宰)「佳句収集」で廣川坊太郎さんがとりあげ批評されています。

つげ幻象さんが『俳句界』八月号「巻頭三句」に次の三句を寄稿。

 何もなき一日終へたり蠅叩

 八寸のいちいちを聞き宵涼し

 白日のなかの白波夏深し