掲載情報

柘植史子さんが『俳句αあるふぁ』夏号に次の作品と短文を寄稿。

まだ誰も   柘植史子
南吹く店より広き駐車場
ひと節を歌うてみせて麦の秋
まだ誰も誤植を知らず夜の青葉
水無月や飲茶の湯気に指濡らし

傾ぎたる土手傾ぎゆく草刈機
背中には別の水音へびいちご
家に着くまでにトマトの赤真つ赤

小林美喜子さんの句集紹介(丹治美佐子句集『空のつづき』)が、「秋麗」七月号(藤田直子主宰)に転載されています。

小林美喜子さんの〈窓に雪吹き付け会議続行す〉の句が、「谺」七月号(山本一歩主宰)受贈誌の一句にとりあげられています。

栗山政子さんの〈あめつちの扉をひらき年忘〉の句が「星雲」五五号(鳥井保和主宰)「受贈俳誌御礼」に、〈落椿ひとつは号泣のかたち〉の句が、「玉梓」七、八月号に、〈瞬きをすれば逃水あふれだす〉の句が「くぢら」七月号(「中尾公彦主宰」「受贈俳誌美術館」、「雲の峰」七月号(朝妻 力主宰)「他誌拝読」、「湧」七月号(甲斐遊糸主宰)「受贈俳誌より」に、〈冷ややかに水中を射る陽の光〉の句が「山繭」七月号(宮田正和主宰)「諸家近詠」にとりあげられています。