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柘植史子さんが角川『俳句年鑑』二〇二三年版「諸家自選五句」に次の五句を寄稿。

空耳へ顔を上げたる夜寒かな
おほかたは洞の大楠七五三
元朝の路地に大きな綿ぼこり
花冷や地下道を来る犬の息
大き葉の高く搏ち合ふ薄暑かな


柘植史子さんの〈胸底に遠き砲声花ざくろ〉の句が『俳句年鑑』二〇二二年一〇〇句選において大石悦子選にとりあげられています。〈濡れ縁も板の痩せたり小六月〉〈まだ落ちぬ椿を囲む落椿〉の句を『俳句年鑑』において生駒大祐氏がとりあげ批評されています。

柘植史子さんが週刊俳句(ウエブマガジン)第八二〇号「二〇二三年新年詠」に〈お降りのほどなく上がりおかめ蕎麦〉の句を寄稿。

池田のりをさんの〈水没の村への小径青芒〉の句が「谺」一月号(山本一歩主宰)「受贈誌の一句」にとりあげられています。

・両角鹿彦さんの〈焼栄螺地球の秘密こぼしけり〉の句を「駒草」一月号(西山 睦主宰)「句誌巡り」で、木脇祐貴氏がとりあげ批評されています。

・栗山政子さんが角川『俳句年鑑』二〇二三年版「諸家自選五句」に次の五句を寄稿。

水中へ風そよそよと水草生ふ
陽炎の近づいて来る遠くなる
乗る舟は白き花藻の靡く先
そこだけが秋めいてゐる御神木
待春や幹を叩けば幹匂ふ


・栗山政子さんの〈霧深しみんなの声が荒くなる〉〈雨雲湧く蟻にさきがけの一滴〉の句を『俳句年鑑』において加藤かな文氏がとりあげ批評されています。

・つげ幻象さんが『俳句四季』一月号「わが道を行く」に新作「ドン・コルレオーネ」一五句と自選四〇句を寄稿。

ドン・コルレオーネ つげ幻象

冬霞む橋のたもとに家鴨小屋
何もなき駅舎の裏や小春風
冷たさのはじまり階段の手摺
人として跳び綿虫にぶつかりぬ
神無月素性を知らぬ神拝み
愛日や象舎の糞のたくましく
ボス猿に手招きさるる懐手
沙汰のなき人のあれこれ帰り花
寸詰りとは霜枯の唐辛子
雨激し手袋脱げば獣臭
ドン・コルレオーネ霜夜を存へり
老酒の琥珀にザラメしづり雪
深雪晴けさ電柱の立ち細り
故郷も昔も持たず冬籠
霙るるや海へ溶けゆく潜水艦


・つげ幻象さんの〈美濃紙の模様の著し春日差〉の句を「駒草」一月号(西山 睦主宰)「句誌巡り」で、木脇祐貴氏がとりあげ批評されています。

・つげ幻象さんの(ドロップの最後に薄荷秋初め)の句が「くぢら」一月号(中尾公彦主宰)「受贈俳誌美術館」、〈秋暑し夜のあをきとも黒きとも〉の句が「雲の峰」一月号(朝妻 力主宰)「他誌拝読・諸家近詠」にとりあげられています。

・つげ幻象さんの〈背筋正して秋風に運ばるる〉の句を「俳壇」二月号「俳壇月評」で井上康明さんがとりあげ批評されています