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・両角鹿彦さんが『俳壇』十二月号「特集 俳句の杜二〇二四 精選アンソロジー作家作品集」に次の五句を寄稿。

白桃の打疵あまく冷やさるる

虫をらぬ虫籠に水のにほひたち

十三夜まつすぐな道ありにけり

追ひ越してまたあらはるる雪婆

返り花見つからぬやう結晶す

両角鹿彦さんの〈門衛のくちびる割つて初蝶来〉〈小満や三年味噌の焼むすび〉〈もろこしをむしむしむしと食ひ均し〉の句が、『俳壇』十二月号「本阿弥ライブラリー」『俳句の杜二〇二四 精選アンソロジー』で陽美保子氏がとりあげ批評されています。

・つげ幻象さんの〈つばくろや日時計に時定まらず〉の句が「あふり」十一・十二月号(小沢真弓主宰)「他誌燦燦」に、〈金網の網目に空や薔薇芽ぐむ〉の句が「山繭」十一月号(宮田正和主宰)「諸家近詠」に、〈花冷や二度目は強く拭く眼鏡〉の句が「青山」十二月号(しなだしん主宰)「現代俳句珠玉集」にとりあげられています。