掲載情報

柘植史子さんの〈胸底に遠き砲声花ざくろ〉〈夏蝶や水辺は声をかがやかせ〉〈夕立の匂ひに髪を束ねけり〉〈草で拭く蟻を潰してしまひし手〉〈ラムネ玉からんと鳴つて日が真上〉〈ほととぎす道はふたたび人幅に〉の句を、角川『俳句』十一月号「合評鼎談」で相子智恵氏、望月 周氏、佐怒賀正美氏がとりあげ批評されています。〈言葉より心の早し蛍草〉の句を「香雨」十一月号(片山由美子主宰)「現代俳句を読む」で森 瑞穂氏、〈胸底に遠き砲声花ざくろ〉の句を「漣」十一月号(前田摂子主宰)「現代俳句森々」で益田治人氏がとりあげ批評されています。

栗山政子さんの〈薫風や濃き木洩れ日を栞とし〉の句を「くぢら」十一月号「現代俳句月評」で工藤 進氏、〈風吹いてゐる蜘蛛の囲の向かう側〉の句を「青山」十一月号(しなだしん主宰)「今月の俳句」で坂東文子氏がとりあげ批評されています。〈雨雲湧く蟻にさきがけの一滴〉の句が「山繭」十一月号(宮田正和主宰)「諸家近詠」にとりあげられています。

つげ幻象さんの〈麦秋や鴉と道を譲りあひ〉の句が「玉梓」十一・十二月号(名村早智子主宰)「他誌拝見」に、〈永き日や輪ゴムでくくる予備電池〉の句が「山繭」十一月号(宮田正和主宰)「諸家近詠」にとりあげられています。

・「ふう」秋号の俳句月評が「玉梓」十一・十二月号(名村早智子主宰)に転載されています。